ドリームマシンがうちにやってきた
東プレのフルキーボード REALFORCE R3 ハイブリッドモデルを購入しました。
今回はこのBluetooth搭載のフルサイズリアルフォースを実際に使ってみた感想などを綴っていきます。
開封タイム
どごーん!
でけーなオイ!!
パッケージの長さは60cm近く。黒船来航を彷彿とさせるぜ…。
ひるまずに早速開けていきます。
おお…。コレが東プレファン待望と噂のBluetooth搭載のREALFORCE R3か…。ありがたや…ありがたや…。
REALFORCE 第二形態
約15年前に購入した初代(?)REALFORCEとドッキングさせてDOUBLE REALFORCEへと進化。スペックが倍になった気がする…!重さも相当だぜ…。
軽く試し打ち
ドキムネしながら試し打ち開始!
REALFORCEはキーストローク4mmとかなり深めの作りになっていますが『羽根のような軽さ』と謳ってる通り打鍵感は軽快でカチャカチャと気持ちいいです。
高級品だけあってキーごとに微妙な形状、傾斜をつけていたりと様々な工夫がなされています。
おそらく本製品の目玉であるAPC機能という、キーが反応する深さを調整できる機能を備えていて、R3モデルでは好みに合わせて0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmと4段階で調節できるところがいい感じです。この機能に憧れて購入を決めました。
スペーサー取り付け
実際に打ってみたところやはりキーが相当深いと感じたので、今回は同時購入した東プレ公式のキースペーサーもセットすることにしました。
これがキースペーサー。厚さ2mmと3mm。
スペーサーを設置するために付属のキープラーでキーをいっこずつ引っこ抜いていきます。慣れてくると楽しい。
解体作業完了。キーボードの方はというと、集合体恐怖症の方からガチの苦情が来そうなのでお見せできません。
使い心地 タイピング速度
早速施工完了したので、使い心地をチェック。…したんですがどうも動作が怪しい…というかなかなかにヤバイ。
スペーサーが分厚すぎたせいか、APCで反応深さ0.8mmにしても反応しないことがたまに起こる。こりゃまずいなってことで即2mmのスペーサーに変更することに決定。
もう一度キーを全部引っこ抜くところからやり直しを食らいました。
よし、今度は大丈夫だろう。早速TypeWellウェブブラウザ版をプレイして感触を確かめます。
何度かやってみた中での最速タイム。15年前のベストタイムが35.7秒ですが、まあブランクあるにしては悪くない速度でしょう。年は取りたくはないわい。
スペーサーもいい感じに働いていて、キーがまるで飛んでるように軽いぜ…!
満足いく結果が得られたので、最後に比較のためにMacBookキーボードとの格の違いを見せつけてやることにしました。天下のAppleといえど東プレの高級キーボードが相手では及ぶまい。ここでREALFORCEの礎となるがいい。ガハハハ!
ア、アレェ…!?一発目で40秒切ったぞ!?
いやいや偶然だろう。タイプミスも多かったしもっかいもっかい。
………。
私にはこのブラックモンスターを使いこなす力がなかったようだ。
逆にAppleの礎となり、その地位を更に盤石なものとしてしまったのだった。
キーボードは相性もある
とまあこのように、キーボードにはヒトの手指、形状との相性があり合う人合わない人があるので一概には言えませんね。
慣れの問題もあるでしょうし、実際ずっとMacBookを使ってきたのでそれで速く打てるのは当然とも言えます。
ただ高級キーボードだからといって「買っただけでタイピングスピードが劇的に上がりました!!」という過度な期待を抱くのはちょっと…うーん、アレですね。うん。
高耐久長寿命なのは間違いない
余談ですが先ほど出ていた15年前に買った初代(?)REALFORCEはまだまだ現役です。目立った劣化もなく快適に使えます。
公式サイトによるとその耐久性、スイッチ寿命は5000万回以上らしいですが、あながち間違いでもないなと思えます。2、3万する高級キーボードとはいえ、これだけ長い期間使えるのでコスパもそこまで悪くないとは言えます。
また、安定性、耐久性を重視したためか、重量は1.6kgとかなり重いです。サイズも大きめなので、出先に持って行くには結構辛いところがあります。
注意点とか
R3モデルの注意点として対応機種がちょっと狭いことが挙げられます。Windowsはどうも10以上でないと対応してないようです。ちょっと前のPCだったり中古品としてPCを買った場合は該当しやすいと思うので注意が必要です。
総合評価
R3 ハイブリッドモデルの評価
★★★★☆
先に綴ったようにキーボードには相性があるので「困ったらREALFORCE買っとけ!」とは言えません。
近年では特に中国系企業の台頭によってキーボードも多種多様の商品が世に送り出されているので、まだまだ使いやすく安価なキーボードは探せばいくらでも出てくるとは思います。
それでも総合的には、REALFORCEは値段の価値はあるとてもいいキーボードなのは間違いないです。
やはりとても軽くて打ち心地のいいキーと、おそらく15年経っても使えるであろう任天堂製品を彷彿とさせるような高耐久長寿命が魅力ですね。中国製ってすぐ壊れるし
本製品はこういったかたにおすすめです。
Bluetooth搭載モデルより1万近く価格の低い有線接続モデルもありますし、REALFORCEはラインナップが豊富であるため旧モデルを買うという選択肢も十分ありだと思います。
また、REALFORCEは高価ゆえに中古品を取り扱っているオンラインショップもあるので、そこで購入するのもありでしょう。
こちらは1世代前のR2 有線モデルになります。